【ワシントン=小雲規生】ルー米財務長官は21日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)に掲載された寄稿で、「中国は人民元に切り上げ圧力がかかることを認める意思があることを示す必要がある」などと主張した。25日に予定されているワシントンでの米中首脳会談を前に、中国に対して経済改革の推進を促したかたちだ。
ルー氏は、中国が8月に行った人民元相場の切り下げは世界の金融市場の混乱につながったと指摘。中国による株価の下支え策などと合わせて、市場の役割を重要視するという中国指導部の約束に「疑問を生じさせた」と批判した。
また、「中国は経済規模に見合った責任を果たすことが重要だ」とも強調。人民元改革のほか知的財産保護、海外投資への規制緩和など国際経済のルールを守ることの重要性も訴えた。