「南京大虐殺文書」登録 稲田氏がユネスコ批判「在り方にも問題がある」

2015.11.10 11:03

閉会中審査の衆院予算委員会で質問する自民党の稲田朋美政調会長=10日午前、国会・衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)

閉会中審査の衆院予算委員会で質問する自民党の稲田朋美政調会長=10日午前、国会・衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)【拡大】

 自民党の稲田朋美政調会長は10日午前の衆院予算委員会で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に中国が申請した「南京大虐殺文書」が登録されたことに関し、「非常に遺憾。何が登録されるかいまだに明らかにされていない。真実かどうかも明らかにされず、ユネスコの在り方にも問題がある」と批判した。

 稲田氏はその上で、「中国に働きかけるのみならず、ユネスコのルールの透明化と制度の改善に全力を尽くすべきだ」と政府に対応を求めた。

 これに対し、馳浩文部科学相は「関係国の対立や政治的対立を生まず、相互理解を深めるという本来の記憶遺産事業の趣旨を加盟国に理解いただくことや、関係国が資料を閲覧でき、透明性のある中で審査されるよう、戦略性をもって働きかけることが必要だ」と述べた。

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