インタビューに応じる国際金融情報センターの加藤隆俊理事長=東京都中央区【拡大】
トルコのアンタルヤで15日に開幕する20カ国・地域(G20)首脳会合の議論の焦点について、元財務官の加藤隆俊国際金融情報センター理事長に聞いた。
--主なテーマは
「世界経済の動向が中心的なテーマになるだろう。世界経済の現状は米国やインドを除き、おしなべて弱い。特に中国など新興国経済の先行きを心配する向きは強い」
--中国経済の現状は
「経済を下支えしてきた投資や輸出が低調だ。サービス部門こそ伸びているものの、全体を引っ張るような爆発力があるわけでない。不良債権の処理に時間がかかれば、その分だけ成長の足が引っ張られる」
--米国の利上げ時期も大きな関心事だ
「世界のマーケットは、米国が、12月にかなりの確度で利上げに踏み切るとみている。新興国からは、『利上げが世界経済に及ぼす影響に留意して、引き上げ時期を判断してほしい』との懸念が示されそうだ」