加藤隆俊元財務官に聞く G20「新興国経済の先行き不安」 (1/2ページ)

2015.11.13 06:04

インタビューに応じる国際金融情報センターの加藤隆俊理事長=東京都中央区

インタビューに応じる国際金融情報センターの加藤隆俊理事長=東京都中央区【拡大】

 トルコのアンタルヤで15日に開幕する20カ国・地域(G20)首脳会合の議論の焦点について、元財務官の加藤隆俊国際金融情報センター理事長に聞いた。

 --主なテーマは

 「世界経済の動向が中心的なテーマになるだろう。世界経済の現状は米国やインドを除き、おしなべて弱い。特に中国など新興国経済の先行きを心配する向きは強い」

 --中国経済の現状は

 「経済を下支えしてきた投資や輸出が低調だ。サービス部門こそ伸びているものの、全体を引っ張るような爆発力があるわけでない。不良債権の処理に時間がかかれば、その分だけ成長の足が引っ張られる」

 --米国の利上げ時期も大きな関心事だ

 「世界のマーケットは、米国が、12月にかなりの確度で利上げに踏み切るとみている。新興国からは、『利上げが世界経済に及ぼす影響に留意して、引き上げ時期を判断してほしい』との懸念が示されそうだ」

「なかなか難しい状況だ。人手不足に加えて…」

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