財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は24日、2016年度予算編成に関する建議(意見書)をまとめた。16年度は、20年度の基礎的財政収支の黒字化に向けた財政健全化計画の初年度に当たるため、社会保障費の伸びを前年度比5000億円弱に抑えるなど一段の歳出抑制を求めたのが柱。建議は同日の経済財政諮問会議にも提出され、来年度予算編成の基本方針となる。
政府は6月に決めた経済財政運営の指針「骨太方針」で、今後3年間の社会保障費の伸びを1兆5000億円程度に抑える「目安」を示した。1年にならすと年5000億円弱の抑制になる。
来年度予算で歳出削減の目玉に位置付けたのが、税金や健康保険料などから医療機関に支払われる診療報酬の引き下げだ。建議では医薬品の価格だけでなく、10年ぶりに医師や薬剤師の技術料を減らすよう主張した。