閣議に臨む安倍晋三首相(中央)ら=27日午前、首相官邸【拡大】
総務省が27日発表した10月の2人以上世帯の家計調査は、物価変動を除いた実質で前年同月比2.4%減と2カ月連続のマイナス。雇用環境は改善しているものの、消費拡大にはつながっていないのが実情だ。
政府は経済界に賃上げを要請し、最低賃金引き上げによる消費の押し上げを期待する。17年4月に予定する消費税率再引き上げに向けた環境整備を急ぐが、企業には人件費増加への懸念も根強い。今回の臨時給付金も「消費せずに貯蓄に回す人がいる」(財務省幹部)とみられ、政府が描く経済の好循環に結びつけられるかは見通せない。