大納会を迎えた東京株式市場で日経平均株価の終値は1万9033円71銭だった=30日午後、東京都中央区(福島範和撮影)【拡大】
みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは「日米の金融政策の方向性の違いが円安ドル高を促した一方、中国ショックなどでリスク回避の円買いドル売りが起き、結局はほぼ横ばいになった」と語る。
28年の円相場について鈴木氏は、米国の利上げが続くとの観測や、27年はなかった日銀の追加金融緩和が想定されるとして、「年半ばにかけて1ドル=130円まで円安ドル高が進む」とみる。一方で「28年は円高ドル安に転換する」との予想もあり、市場関係者の見方は割れている。
28年の平均株価も、円相場や中国経済、夏の参院選や11月の米大統領選などをにらんだ展開となりそうだ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の芳賀沼千里チーフストラテジストは「外国人投資家の日本株買いが復活することなどを背景に、2万4千~2万5千円に達することもありうる」と強気の予想だ。
一方で中国など世界経済の変調リスクが高まったり、円高ドル安が過度に進んだりすれば、平均株価の下押し要因となる。