フィリピン経済は、2016年も成長が加速する見通しだ。好調な内需や投資環境の改善などに加え、5月には5年に1度の大統領選挙が行われ、選挙関連支出の拡大が成長を後押しするとみられている。現地紙マニラ・ブレティンなどが報じた。
英銀行大手スタンダードチャータードは、大統領・副大統領選挙の候補者による支出額は合計で90億~100億ペソ(約230億~256億円)に達し、成長率を0.08%押し上げる効果があると予測する。同銀行の調査機関によると、印刷や広告をはじめ、製造、通信、交通・物流などの分野で選挙の恩恵を受ける。
バリサカン国家経済開発長官は、15年の成長率見通しについて、10~12月期は旺盛な内需などが牽引(けんいん)し成長が加速したとみられていることから、6%の成長を達成できるとの見方を示している。さらに16年は、新政権が現アキノ政権の経済改革路線を継承することなどにより、7~8%の成長が期待される。