ただ、同証券の牧野潤一氏は「1ドル=115円だと経常利益は前期比ほぼ横ばいにとどまる。円高は企業収益のリスク要因」と分析する。円高・株安の最大要因は中国経済への不安とみられ、住友重機械工業の別川俊介社長は「中期経営計画の目標数値を1年前倒しで達成できる予定だったが、中国市況の悪化で諦めざるを得なくなった」と打ち明ける。日本建設機械工業会の藤岡純会長も「中国経済は想像を超える勢いで鈍化が進んでいる」と警戒感を示す。
シティグループ証券の高島修氏は「日銀はデフレ克服の障害となる円高を黙認するだろうか。28、29日の金融政策決定会合で追加緩和に動く可能性は高まった」との認識を示した。