一方、中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した外貨準備高で、昨年12月は単月で過去最大の1079億ドルの減少となった。ドル売り元買いによる市場介入が原因とみられる。だが7日の上海市場では元の対ドル相場が2011年2月以来の安値に下落。元安に歯止めがかからない展開だ。
金融市場の自由化や人民元の国際化を推進してきた習近平指導部ながら、「政権の強権だけでは株式や為替の市場をコントロールできないことを年明けから思い知らされた」(アナリスト)との指摘がある。19日には2015年の国内総生産(GDP)統計が発表されるが、政府目標だった成長率7・0%を下回ったことが確認されれば、株式も為替も「中国売り」が市場で加速するのは必至だ。