「同じ中国人じゃないのか」続“訪日台湾人が無言観光” ネットで拡散する中台論争 (5/5ページ)

2016.1.10 17:02

大阪・日本橋のバス乗降場には外国人観光客らを乗せた観光バスが次々に横付けされ、乗り降りする多くの人でにぎわっていた=大阪市中央区

大阪・日本橋のバス乗降場には外国人観光客らを乗せた観光バスが次々に横付けされ、乗り降りする多くの人でにぎわっていた=大阪市中央区【拡大】

  • JR大阪駅に開設された「ツーリストサービスセンター」
  • 外国人観光客らで混雑する関西国際空港

 反応は香港人とみられるネットユーザーからも噴出。「この記事は理解できる。日本に旅行したとき、同じような気持ちになった」「香港でも、北京語を使うよりも広東語を話した方が快適に過ごせる」などの声があがっている。

 数字が示す台湾人の心中

 台湾の政治大学が昨年6月に発表した台湾人のアイデンティティーに関する世論調査結果によると、2000年代初頭まで主流だった「(私は)台湾人であると同時に中国人」とする回答は08年ごろから減少に転じ、昨年6月の発表では33・7%に。一方で、90年代初頭まで第2位だった「中国人」という回答は減少の一途で昨年は無回答の4・1%を下回る最低の3・3%となった。

 これに対し「台湾人」という回答は、00年代に上位に浮上し、08年にはトップとなり、14年は60・6%、15年は59%と全体の約6割を占めた。

 08年は台湾の馬英九政権が発足し、中台が関係改善に乗り出した年。その後の中台接近とともに、庶民レベルではかえって「台湾人意識」が急速に高まったことがうかがえる。

 中国とどう向き合うかがカギとなる台湾の総統選挙を目前に、訪日台湾人らの「無言の行」はまだまだ波紋を広げそうだ。

■「中国人に勘違いされるのは悔しい…」 “無言の行”訪日台湾人の複雑な気持ち (産経WESTから転載)

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