反応は香港人とみられるネットユーザーからも噴出。「この記事は理解できる。日本に旅行したとき、同じような気持ちになった」「香港でも、北京語を使うよりも広東語を話した方が快適に過ごせる」などの声があがっている。
数字が示す台湾人の心中
台湾の政治大学が昨年6月に発表した台湾人のアイデンティティーに関する世論調査結果によると、2000年代初頭まで主流だった「(私は)台湾人であると同時に中国人」とする回答は08年ごろから減少に転じ、昨年6月の発表では33・7%に。一方で、90年代初頭まで第2位だった「中国人」という回答は減少の一途で昨年は無回答の4・1%を下回る最低の3・3%となった。
これに対し「台湾人」という回答は、00年代に上位に浮上し、08年にはトップとなり、14年は60・6%、15年は59%と全体の約6割を占めた。
08年は台湾の馬英九政権が発足し、中台が関係改善に乗り出した年。その後の中台接近とともに、庶民レベルではかえって「台湾人意識」が急速に高まったことがうかがえる。
中国とどう向き合うかがカギとなる台湾の総統選挙を目前に、訪日台湾人らの「無言の行」はまだまだ波紋を広げそうだ。
■「中国人に勘違いされるのは悔しい…」 “無言の行”訪日台湾人の複雑な気持ち (産経WESTから転載)