「労働人口が減る中でサービス水準を維持していくには、一人一人の質を向上させなくてはならない。そのためには従業員教育が最も重要となる。ここにわれわれの存在意義があると考えた」(有本学長)
グローイング・アカデミーでは、接客ノウハウを従業員に教えるだけではなく、雇用者側による適正評価の必要性も説く。教育と適正評価の相互補完がサービス力向上のポイントという。「ただ教えるだけでも駄目。単に給料を上げればいいというわけでもない。しっかりと教育を受けさせ、現場で成果を出した人が相応の報酬を得る仕組みをつくらなくてはならない。サービス業は最後は人の勝負。人を通してしか結果は出ない」と有本学長は強調する。タイで本格的に始まった従業員教育の試み。結果は、そう遠くないうちに表れるに違いない。(在バンコク・ジャーナリスト 小堀晋一)