北陸新幹線の敦賀(福井県)以西への延伸ルートについて、JR西日本は26日開かれた与党の検討委員会で「小浜・京都ルート」を示した。関西2府5県で作る関西広域連合は滋賀県を通る「米原ルート」を推してきたが、大阪府の松井一郎知事は同ルートにこだわらない姿勢に転じている。このため、JR西の案が有力な選択肢として議論される公算が大きいといえそうだ。
北陸新幹線の金沢-敦賀間は2022年度末に開業する計画。与党検討委は大阪までの延伸ルートを選ぶため昨夏発足した。5月末までに候補を絞り込む。
国が1973年に策定した整備計画では、「福井県小浜市付近」を通ることが定められている。これを踏まえたJR西の案について真鍋精志社長は同日の検討委で、京都観光の輸送需要が見込めるほか、災害で東海道新幹線が不通となった場合に代替機能を果たせるメリットを挙げた。
一方、関西広域連合は、敦賀から北陸線に沿って滋賀県長浜市を通り、米原駅(同県米原市)で東海道新幹線に接続するルートを主張している。