同連合の独自試算では、米原ルートの建設費は5100億円。琵琶湖の西側を走り京都駅付近で東海道新幹線と結ぶ「湖西ルート」(7700億円)や、京都府亀岡市を通って新大阪駅に至る「小浜(若狭)ルート」(9500億円)よりコストが低く、「費用対効果などを判断すると最も優位」としている。
ただ、JR東海は運行システムの異なる北陸新幹線が東海道新幹線に乗り入れることには否定的な立場。米原ルートを採用する場合でも、東海道新幹線に沿って新たに線路を敷く必要がありそうだ。
こうした中、大阪府の松井知事は同ルートにこだわらない意見を21日の検討委で表明。選定を国に委ねた上で、早期の大阪延伸を求める立場へと転じた。
このほか、与党検討委の西田昌司委員長(自民)は小浜から舞鶴(京都府)を経て南下し、関西国際空港まで至る独自のルート案を提唱している。
検討委は今後、京都府、京都市や関西、北陸の経済界からも意見を聞いて結論を目指す。ただ、夏の参院選をにらんだ選挙対策の思惑もあり、候補を一つに絞り切らない可能性もある。