会見する日銀の黒田東彦総裁=29日、東京都中央区(荻窪佳撮影)【拡大】
--今回マイナス金利を導入した背景は
「今までの量的・質的緩和にマイナス金利という金利面のオプションを追加し、3つの次元で金融緩和が可能となる。マイナス金利の効果を最大限発揮することを狙った」
--このタイミングで導入されたのは
「中国を含む新興国や最近の石油価格の下落に見られる資源国のリスク、年初来の金融市場の不安定さが、わが国のデフレマインドからの脱却に悪影響を及ぼす恐れが高まっており、躊躇(ちゅうちょ)なく対応した」
-マイナス金利は実体経済にどのような効果をもたらすか
「金利を押し下げ、消費や投資を刺激し、経済を拡大することで、物価上昇率を2%へ引き上げていく。従って効果は十分期待できる」
--マイナス金利は通貨安に働きやすい。企業マインドは改善するか
「金融政策は通貨をターゲットにしたものではない。実質金利を引き下げて、消費や投資に好影響を与え、物価が2%の安定目標に向けて上昇していくことを心がけたものだ」
--原油価格の下落が、今回物価見通しや目標達成に影響した
「各国の中央銀行も国際機関も原油価格自体の見通しを独自に立てて、どうこうするということはしていない。各国の中央銀行も石油価格が予想外に下がったということを踏まえて、金融政策の調整を行う」