日銀が新たな金融緩和策として「マイナス金利」を打ち出したことで金利が急速に低下する中、大手資産運用会社は国債などで運用する投資信託のMMF(マネー・マネジメント・ファンド)の新規受け付けを停止したほか、銀行も定期預金の金利を引き下げるなどの動きが出始めた。
大和証券投資信託委託は1日から「ダイワMMF」など3商品、三菱UFJ国際投信は2日から「中期国債ファンド」など5商品の新規販売をそれぞれ、当面中止する。両社は、従来の運用利回りの確保が難しくなったと判断した。
りそな銀行や横浜銀行は1日から定期預金の金利を引き下げた。りそな銀は1千万円以上の大口定期預金の5年物を0.05%から0.025%に引き下げた。横浜銀は1年物定期預金を0.025%から普通預金と同じ0.02%に下げた。他の大手行も預金金利を引き下げる検討を始めた。
ネット専業の住信SBIネット銀行は1日、住宅ローンの変動金利を0.588%から0.579%へ引き下げた。ただ、日銀のマイナス金利を想定していなかったことから「利ざやが厳しくなる」(企画部)と懸念する。
一方、ジャパンネット銀行は同日、米ドル建てなどの外貨定期預金(2カ月)で「金利10%キャンペーン」を始めた。日銀のマイナス金利で円預金金利の低下が相次ぐ中、「反響は大きくなりそうだ」と期待する。