外務省は先月25日、国連安全保障理事会に関する戦略本部(本部長・岸田文雄外相)を設置した。長年の目標である日本の常任理事国入りの実現に向けた取り組みを開始したが、この目標は政府全体では共有されていないのが実態だ。
安倍首相はオバマ米大統領やロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相など次々と首脳間での個人的関係を築き、外交手腕を示している。その能力と重要な国際会議の議長となる1年を最大限に生かす戦略をどう位置付けるかによって、安倍首相の掲げる俯瞰(ふかん)外交の真価が問われることになる。(坂本一之)