1日の東京債券市場は日銀のマイナス金利導入決定を受け、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時0.050%まで低下(国債価格は上昇)し、2営業日連続で過去最低を更新した。
マイナス金利導入で民間銀行が日銀に資金を預けにくくなるため、資金が国債に集まるとの思惑が出た。金融業界では定期預金の金利引き下げや、投資信託「MMF(マネー・マネジメント・ファンド)」の購入受け付け停止など、マイナス金利導入の波紋が広がっている。
終値利回りは前週末より0.035%低い0.060%だった。1日は10年物国債だけでなく、国債の利回りが幅広く低下した。
SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは「債券市場はマイナス金利の影響を完全には織り込めておらず、長期金利の適正水準をイメージしきれていない」と指摘。長期金利の見通しについては「しばらく上下に振れやすいが、中期的には低下方向でマイナスにもなりうる」とした。