【ワシントン=小雲規生】米労働省が5日発表した1月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は15万1千人増で、市場予想の19万人増を下回った。20万台の大台を割り込むのは4カ月ぶり。昨年12月の就業者数の増加幅は26万2千人増に下方修正された。
一方、失業率は前月よりも0.1ポイント低下の4.9%となり、2008年2月以来7年11カ月ぶりの4%台となった。ただし就業者数の伸びが低調だったことで、米国経済の減速が始まっている可能性への懸念が強まりそうだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)は昨年12月に9年半ぶりの利上げに踏み切り、今年も4回程度の利上げを想定しているが、3月の公開市場委員会(FOMC)では金融政策を慎重に検討する。
また働く意欲のある人の割合を示す労働参加率は62.7%。フルタイムでの勤務を希望しながらパートの仕事しか見つからない人の数は598万8千人だった。6カ月以上の失業者数は208万9千人で、賃金上昇率は2.5%だった。