福建省福州市で2日、サルの春節(旧正月)用の飾りを選ぶ市民。今年は海外有名ブランドも“干支商戦”に参戦、旅行先で珍しい申年限定品も人気となっている(中国新聞社)【拡大】
中国では8日に春節(旧正月)を迎えたが、今年の干支(えと)、申(さる)にちなんだ商品やサービスがこのところ、国内の市場をにぎわせている。各地の銀行や郵便局ではサルをモチーフにした郵便切手や記念硬貨の販売に長蛇の列ができ、「猴」(中国語のサル)の字が入った北京市の石猴街臨時郵便局には同局の日付スタンプを手に入れようと大勢のコレクターらが足を運んでいるという。
◆一般消費財にも拡大
干支をモチーフにした切手や硬貨は決して珍しいものではないが、申は比較的縁起の良い干支とされており、市場での丙申(ひのえさる)切手の初日カバー(記念切手に発行当日の消印が押された封筒類)の取引価格は額面の10倍近くまで上昇。さらにカナダや米国、ニュージーランドといった海外の郵便公社や造幣局までもがサルをデザインした記念切手や記念硬貨の販売を始めており、その注目度は例年になく高まったようだ。
こうした傾向は切手や硬貨といった収集品にとどまらず、一般消費財にも広がっており、各社ともこぞってサルにちなんだ商品を販売。その中には国際的な有名ブランドも少なくない。
孫悟空を使って注目を集めたのはペプシコーラだ。ドラマ「西遊記」で孫悟空を演じた俳優が出演したコマーシャルはインターネット上で何度も再生され、孫悟空のイラストが入ったパッケージデザインとともに好評を得ている。
飲食業界では、この他にも国内の洽洽食品が公式微博(ウェイボー、中国版ミニブログ)上で「西遊記」をもじった漫画、「吃(食)遊記」を掲載し話題を集めているほか、米スターバックスもサルのイラストが入ったタンブラーやカップ、会員カードなど申年シリーズ商品の販売を開始した。