福建省福州市で2日、サルの春節(旧正月)用の飾りを選ぶ市民。今年は海外有名ブランドも“干支商戦”に参戦、旅行先で珍しい申年限定品も人気となっている(中国新聞社)【拡大】
またアパレル業界ではサルの絵柄が入ったニットを発売した国産衣料品ブランド、顎爾多斯(ERDOS)に加え、米ナイキや独アディダスといった海外ブランドもシューズにサルのデザインを取り入れ、春節前から“干支商戦”に参戦している。
このほか、伊ジョルジオ・アルマーニのコスメラインや米エスティローダーがサルのデザインの入った申年限定商品を販売するなど、“干支商戦”は化粧品業界でも行われている。
◆高級ブランドも参戦
時計や宝飾品を扱う高級ブランドも例外ではない。ヴァシュロン・コンスタンタンやショパールといったスイスの高級時計ブランドも、それぞれ文字盤に中国伝統の切り絵や(日本の)蒔絵(まきえ)のサルをあしらった腕時計を発表。仏ブランドのルイ・ヴィトンやクリスチャン・ディオールもそれぞれ「申年限定版」「中国新年特別モデル」と銘打ち、サルをモチーフとしたアクセサリー類を発売した。
こうしたアクセサリー類は海外での代理購入などを通じて売れ行きを伸ばしており、ドイツで「中国新年特別モデル」のブレスレットを購入した李さんによると「現地では商品が中国人旅行客に買い占められ、売り切れ続出だった」という。
スーパーマーケットや卸売市場などでもサルのデザインの玩具やカレンダー、切り絵などが売り場の主役となり、“干支商戦”は春節に近づくに連れ、激しさを増してきた。
先月中旬には有名観光地の四川省・峨嵋山景区が「申年生まれの華人であれば国籍を問わず受けられる優待サービス」の実施を発表している。
中国ではサルは身分が高いことを意味する「侯」と同じ発音であり、利口で賢いというイメージもある。デザインやサービスの内容については賛否両論あるようだが、“干支商戦”をめぐるサル旋風はまだ続きそうだ。(工人日報=中国新聞社)