具体的には、カンボジア国内での中国の通貨人民元の利用拡大を図るほか、中国人の趣向に合わせた飲食店や宿泊施設などを拡充する。これらにより、20年までの外国人旅行者数の目標750万人のうち、中国人旅行者数を約200万人に引き上げるとしている。
タオン・コン観光相は、カンボジアと中国を結ぶ直行便が数少ないことや観光誘致活動の人材不足が中国からの観光客増加の阻害要因になっていると述べた。
中国政府によると、15年の中国人の国外旅行者数は1億2000万人だった。国連の世界観光機関は、中国人旅行者数は20年には少なくとも2億人に達すると予測している。(シンガポール支局)