17日の東京株式市場は、外国為替市場で円高ドル安が進んだことや、前日の原油先物相場の下落を嫌気した売り注文が優勢となり、日経平均株価(225種)は反落し、3営業日ぶりに1万6000円台を割り込んだ。終値は前日比218円07銭安の1万5836円36銭。
東証株価指数(TOPIX)は14.61ポイント安の1282.40。出来高は約28億4000万株。
前日にサウジアラビアやロシアといった有力産油国が原油の協調減産を見送ったため、海外市場で原油先物相場が値下がりした。産油国が金融資産を売却するとの懸念が強まり、朝方から東京市場では売りが先行した。
その後は前日の米株高を好感して上昇に転じる場面もあったが、午後に入って円高ドル安が進むと売りが膨らみ、平均株価の下げ幅は一時400円を超えた。