また、1回のフル充電で電気自動車(EV)を700キロ以上(現在は200キロ程度)走らせる次世代蓄電池や、排気ガスに含まれるCO2を回収し化学品などに有効利用する「CCU」技術の確立も目指す。
こうした先端の環境技術を組み込んだエネルギーシステムは、あらゆる機器をインターネットでつなぐ「IoT」などの情報通信技術で管理され、排出量が最小になるよう調整する。
COP21で採択したパリ協定では世界の気温上昇を産業革命前と比べ2度未満に抑える長期目標を掲げたが、各国が提出した削減対策では達成が難しいとされている。経済成長を犠牲にした対策を追加で導入するのは現実的に難しく、削減量を大幅に上積みできる革新的な技術開発が課題だ。
政府は3月にも同戦略をまとめ、省庁横断の研究開発体制を構築する。また、5月に日本国内で開かれる先進7カ国(G7)関連の会合で、環境技術の国際共同開発や情報交換などを呼び掛ける見通しだ。