衆院予算委で民主党の野田前首相(左端)の質問に答弁する安倍首相=19日午後【拡大】
野田氏はさらに「私は解散をするという約束を果たした。(衆院選後の)次の国会で、定数削減を含む選挙制度改革は、残念ながら実現できなかった。ウソをついた」と述べ、首相の“約束違反”を指摘した。
一方、平成24年の衆院選で初当選した自民党議員の相次ぐ不祥事や、丸山和也参院議員の発言に、首相は「一人一人が自らを律していかなければならない」と苦言を呈した。
菅義偉官房長官は19日午前の記者会見で、野田前首相の質問の前に首相が定数削減の前倒しを表明したことについて「議会政治の根幹にかかわる重要な問題で、国会や各党会派の議論を見守ってきた中で首相が考えたと思う」と述べた。