ミャンマー、石炭火力発電を増強 30年に60倍、環境懸念の声も (2/2ページ)

2016.2.24 07:54

祭事でライトアップされた東部シャン州の仏教寺院。ミャンマーは電力増強、電力網拡大を目指している(AP)

祭事でライトアップされた東部シャン州の仏教寺院。ミャンマーは電力増強、電力網拡大を目指している(AP)【拡大】

 一方、同国は住民の反対による発電所建設事業のストップが相次ぐなど石炭火力発電への風当たりが強く、今後の開発を石炭火力中心とする政府方針に対する懸念の声も上がる。

 ある専門家は「石炭火力に偏った開発では二酸化炭素削減や気候変動対策などで、ミャンマーは世界で最も立ち遅れた国となってしまう可能性がある」と述べ、再生可能エネルギーによる発電をより重視すべきだとの考えを示した。

 資金調達の問題も立ちはだかる。同国政府に自力で電力増強を進める財源はなく、今後15~20年間に300億~400億ドル(約3兆3651億~4兆4868億円)の投資が必要となる見通しだ。政府高官は電力増強の鍵として、(1)国内資源の有効活用(2)投資環境の改善(3)環境への配慮-などを挙げた。目標通りに電力増強を進めていけるか、3月発足予定の新政権の指導力が問われていきそうだ。(シンガポール支局)

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