【ワシントン=青木伸行】民主党のヒラリー・クリントン前国務長官と、共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏は、予備選・党員集会の天王山であるスーパーチューズデーで大半の州を押さえ、11月8日投票の大統領選はクリントン氏対トランプ氏の対決となる可能性が一段と高まった。
「嫌われ者」の戦い
1日に公表されたCNNテレビの最新の全国世論調査によると、全国の有権者に聞いた「クリントン対トランプ」の支持率は52%対44%。前回調査(1月)では48%対47%だった。昨年6月の時点でクリントン氏は24ポイント差をつけていたが、9月以降は“接戦”となっている。
両氏の共通点は、高支持率の一方で「嫌われ度」もトランプ氏60%、クリントン氏55%と高いことだ。両氏が対決すれば、「嫌われ者」同士の戦いとなる。
トランプ氏にとっての問題は、大統領候補に指名されたとしても、共和党員の48%が「支持しない」としていることだ。これらの党員は本選でトランプ氏に投票しない事態が起こりうる。また、クリントン氏が指名された場合の民主党員の「不支持」は33%。両氏とも無党派層の取り込みが重要になりそうだ。