参院予算委員会で自民党の藤井基之氏の保育園問題についての質問に答える安倍晋三首相=14日午前、国会・参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)【拡大】
7日の参院予算委では、福島瑞穂氏から「政策の失敗だ」と批判された首相が「政策の失敗というが、失敗ではなくて、福島委員が政権におられたときよりも(保育所の受け皿を)20万人、40万人増やしている」と色をなす場面もあった。
しかし14日には「今までの倍以上のペースで受け皿をつくってきた」と述べるにとどめ、経済政策の論争で多用している民主党政権批判も封印した。
待機児童問題では、「保育園落ちた日本死ね」という匿名ブログに対し、首相が当初「匿名である以上、確認しようがない」と突っぱね、野党や世論の反発を受けた経緯がある。自民党からも「最初からパッとやっておけばトラブルは起こらない」(伊吹文明元衆院議長)と初動に対する批判が出ていた。
このため14日はひたすら低姿勢に転換し、鎮火を試みた形だ。夏の参院選に向け、不安要素を早めに摘み取る狙いもありそうだ。