成田空港では2015年、国際線の外国人旅客数が前年比23%増の約1250万人と2年連続で過去最高を塗り替えた。出発のピーク時間帯には、チェックインや保安検査場に長い列ができる。
そこで、NAAは航空会社と協力し、旅客自らが手続きできるチェックイン機械を増設。新たに自動で手荷物を預け入れられる機械も導入する。航空会社の職員がカウンターで手続きするより効率が上がる。既に羽田空港の国内線で機械を導入している全日空によると、処理能力が2.2倍になったという。
保安検査場の混雑状況をセンサーで把握、人の少ない列を電光掲示板で示す仕組みも検討。NAAは、3月下旬に発表する次期中期経営計画に盛り込む方針だ。
NAAには出国手続きが早く済めば、空港内での買い物や飲食を楽しむ客が増えるとの狙いもある。宮本秀晴戦略企画室長は「待ち時間を減らし、ストレスなく空港を利用してほしい」と話す。