大勢の通勤客で混み合う西部ムンバイの駅。インドは鉄道の近代化が喫緊の課題だ(AP)【拡大】
インドは鉄道網の整備を加速する方針だ。同国鉄道省は2016年度(16年4月~17年3月)、1日当たり7キロの線路敷設や既存路線の整備を目指す。過去6年間の平均は同4.3キロだった。同国では鉄道の老朽化が経済成長の阻害要因ともされるなか、政府は鉄道の近代化や輸送力の強化に注力する。現地紙ビジネス・スタンダードなどが報じた。
鉄道省によると、今後は鉄道網の整備・拡充を一段と推進するとし、17年度は1日当たり13キロ、18年度は同19キロと、整備距離を引き上げる。向こう3年で既存の国内路線3万5000キロの電化を完了させる計画だ。
2月に発表された16年度鉄道予算案では、鉄道整備に前年度比で20%増となる1兆2100億ルピー(約2兆328億円)が割り当てられる。向こう5年で鉄道整備に総額8兆8000億ルピーを見込み、民間からの投資誘致を加速させる。
プラブ鉄道相は、日本の新幹線方式を導入予定の西部ムンバイ-アーメダバード高速鉄道事業については、計画推進を図る事業体を設置する方針を示した。