大勢の通勤客で混み合う西部ムンバイの駅。インドは鉄道の近代化が喫緊の課題だ(AP)【拡大】
一方で、インドは自動車の普及や高速道路の整備などに伴い鉄道旅客数が減少している。15年度の鉄道旅客数は前年度比1.4%減の81億人とされる。また、運賃収入も伸び悩んでおり、15年度は3872億7000万ルピーで政府目標の4500億ルピーに届かない見通しだ。
プラブ鉄道相は16年度について、鉄道網の拡充などに伴い、運賃収入を5100億ルピーと見込むほか、鉄道貨物輸送量は5000万トンを目指すとしている。さらに、駅構内での商業施設開発などを進め、運賃以外での収入を前年度の4倍に引き上げる目標を示した。
世界最大規模の鉄道網を誇る同国は、民間投資を呼び込んで近代化を推し進め、旅客数の減少を食い止めることができるか、政府の手腕が問われているといえそうだ。(ニューデリー支局)