日銀が25日発表した2015年10~12月期の資金循環統計(速報)によると、家計が保有する金融資産の残高は12月末時点で前年同月比1・7%増の1741兆円だった。株価の持ち直しなどを受け、2四半期ぶりに過去最高を更新した。ただ年明け以降の株安により、今後も増加傾向が続くかは不透明だ。
金融資産の内訳は、現金・預金が1・3%増の902兆円、保険・年金などは1・5%増の510兆円、株式などは2・9%増の169兆円だった。
日本国債の発行残高は1・5%増の1036兆円となった。大規模金融緩和で大量の国債を買い入れている日銀の保有額が29・5%増の331兆円で過去最高だった。保険・年金基金は1・1%減の234兆円で、減少に転じたのは現在の統計で比較ができる2005年以降で初めて。国債利回りの低下を受け資産配分の見直しが進んだことなどが影響したとみられる。
海外投資家の保有額は110兆円だった。