訪日客で混雑する成田空港の到着ロビー=30日午後【拡大】
宿泊に関する規制緩和策として、政府は一般住宅に有料で旅行客を泊める「民泊」のルール作りを急ぐ。観光ビジョンでも民泊の推進を掲げた。だが、その記載内容は、厚生労働省と観光庁の検討会での論点の列記にとどまる。
観光ビジョンでは、観光政策の予算を確保するため「受益者負担」の考え方を明記した。無届けの“ヤミ民泊”が横行する現状の是正は、近隣トラブルの防止や旅行客の安全確保に加え、観光立国を目指すための財源を確保する上でも重要となる。規制緩和と同時に、国民生活の向上に資するかどうかという視点での施策が求められる。