--山口さんに聞きましょう
山口氏「平和安全法制(安保関連法)はもうすでに実施されているんですね。アメリカだけではなくて、ヨーロッパやASEAN(東南アジア諸国連合)諸国、あるいはインドやオーストラリアなどもこの法制に賛同しているんです。現実に北朝鮮の核実験が起きたり、あるいは、たびかさなる弾道ミサイルの発射が起きている状況で、やはり日米同盟がしっかり機能する、こういう法制を作ったことは大事だと思います。廃止法案をお出しになっているっていうのは、それだけでは、単に『平和安全法制、反対します』ということの延長に過ぎないんですね。国会の会期は限られています。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)など優先課題をしっかり議論すると、そのことでもう精いっぱいだと、われわれは思います」