国際空港の入国エリア内に免税店の設置が可能になれば、訪日客が入国前に手軽に免税品を購入できるようになる。日本人の海外旅行者にも免税品を出国前に購入しなくても帰国後に買えるため、旅行中に重い荷物を持たずに済むなど便利になる。
訪日客の呼び水になるほか、海外での免税品購入を日本の空港内に転換し、国内需要を増やす効果も見込まれる。政府は免税品の売り上げ増で空港経営が安定化すれば、空港が国際競争力強化に向けた施策を講じやすくなるともみている。
国際拠点空港としての地位確立を狙った主要国間の競争は激しく、アジアを中心に空港の到着時免税制度の導入も進んでいる。政府は16年度税制改正で訪日客が一般物品を買い物する際に消費税が免税になる購入下限額を引き下げるなど、訪日客拡大に向け税制面の取り組みに本腰を入れ始めた。