「ハリー・ポッター」発売前のネタバレ、英情報機関が監視していた

2016.4.12 18:02

 【ロンドン=岡部伸】英紙サンデー・タイムズによると、魔法世界を舞台にした人気小説「ハリー・ポッター」の発売前の「情報流出」を英通信傍受機関「政府通信本部」(GCHQ)が監視していたことが明らかになった。

 作品の出版元である英ブルームズベリー社のナイジェル・ニュートン最高経営責任者(CEO)が、オーストラリアABCラジオに語った。2005年7月、シリーズ第6巻『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が発売される直前にGCHQから電話があり、「粗筋がインターネットに流出している」と警告された。GCHQ提供の流出内容を同社で確認したところ、偽物と判明したという。

 GCHQの前身は「ブレッチリー・パーク」(政府暗号学校)で、大戦中はナチス・ドイツの暗号「エニグマ」を解読し、連合国の勝利に貢献した。現在は、英外務省の機関として、テロ、スパイ摘発のため電話や電子メールを監視する情報活動に当たっている。

 人気小説まで対象とした監視について、GCHQは「“闇の魔術に対する防衛術”(作品中の魔法魔術学校の科目)についてはコメントしない」と語った。

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