「中国寄り」加速? 豪首相、企業関係者ら過去最大の1千人率いて初訪中へ (2/2ページ)

2016.4.12 19:32

オーストラリアのターンブル首相

オーストラリアのターンブル首相【拡大】

 「家族関係(ターンブル氏の義理の娘の父が中国共産党関係者)などから、アボット氏より中国に甘くなるだろう」

 こう指摘する豪グリフィス大のアンドリュー・オニール氏は、米軍も駐留する北部ダーウィンの港湾を99年間中国企業に貸借したこともあげ、短期的な経済利益のため「アジア・太平洋における長期の戦略的な国益を犠牲にしてはいけない」と警告する。中国企業は豪州で、大規模農場やインフラ事業の“爆買”を継続中で、心配は高まる。

 ターンブル氏は、南シナ海を軍事拠点化する中国の動きを批判しているが、豪政府は首脳会談の議題になるか明らかにしていない。

 豪政府は、日独仏が受注を争う次世代潜水艦の調達先を近く判断する方針。だが中国は、米国も推し有望視される日本の「そうりゅう」型採用を強く牽制(けんせい)している。中国側が経済問題と平行し、潜水艦問題で圧力をかける可能性もある。

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