北陸新幹線延伸・与党案は「新大阪終着」 京都から2ルート、年内に絞り込み

2016.4.27 20:58

 北陸新幹線の敦賀(福井県)-大阪間の延伸ルートをめぐり、与党検討委員会は27日、終着駅を新大阪とする中間報告をまとめた。国土交通省に建設費や経済効果などの試算を秋までに終えるよう求め、年内に与党として最終案を決める。

 敦賀-京都間のルートは、福井県小浜市から南下するJR西日本案と、京都府北部を通る舞鶴経由案、滋賀県の米原で東海道新幹線とつなぐ「米原ルート」の3案を盛り込んだ。 

 また京都-新大阪間については、大阪府北部の箕面市付近を通るルートと京都、大阪、奈良にまたがる関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)周辺を通るルートの2案を調査対象とした。

 終着駅は、関西国際空港までの延伸を視野に入れ、大阪市南部の天王寺とする案も出ていた。しかし、東海道・山陽新幹線や、JR東海が平成57年に大阪での開業を予定するリニア中央新幹線との接続を重視した。

 ただ、関空への交通アクセス改善は訪日観光客の利便性確保などに向けた喫緊の課題として、新たな議論の場を設けるよう提言した。北陸新幹線は金沢-敦賀間が35年春ごろに開業する予定だ。

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