【主要企業121社アンケート】急速な円高に6割が「悪影響」

2016.5.3 21:29

 為替市場は、対ドル円相場が昨年末の1ドル=120円台から、5月3日には一時105円台まで円高が進んだ。急速な円高が収益に及ぼす影響について聞いたところ、「悪影響」と答えた企業は約6割に達した。「外貨建て資産の利息配当金が減少した」(保険)、「収入の多くがドル建てのため採算が悪化」(海運)、「輸出事業の採算が悪化した」(電機)などの理由が挙がった。

 株式市場は日経平均株価が2月12日に1万5000円を割り込むなど、昨年末からの下落幅が4000円を超す場面もあった。株安の収益への影響については「特に影響はない」が65%を占めた。35%は「悪影響」と答え、「顧客の投資意欲が低下し、株や投資信託などの商品販売が低迷した」(証券)、「消費者心理を冷え込ませる」(百貨店)などの声が聞かれた。

 年末の日経平均の水準を予想してもらったところ、「1万6000~1万7000円台」が59%と最も多く、「1万8000~1万9000円台」(34%)が続いた。

 原油安が収益に与える影響では、業種によって反応が分かれた。「特に影響はない」が45%、「好影響」が36%、「悪影響」は19%だった。好影響を受ける企業からは「燃料費が減少する」(運輸)、「燃油サーチャージの値下げやマイカー需要の増加で旅行・レジャーの回数増が見込まれる」(旅行)などの理由が聞かれた。

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