マイナス金利は、民間銀行が日銀に預けるお金の一部に事実上0・1%の手数料を課す仕組み。市場金利が大幅に低下する中、銀行の貸出金利から預金金利を差し引いた「利ざや」の縮小が深刻化し始めている。
アンケートで「評価しない」は11%にとどまったが、将来的に預金金利もマイナス圏に沈むとの懸念は根強く、「消費者心理を冷え込ませる」(流通)との意見もみられた。
社業にとって「追い風」は18%と「逆風」の6%を大きく上回った。建設・不動産や電力、食品、商社など幅広い業種の企業は「資金調達コストを抑制できる」と期待するが、「どちらでもない」が最も多く76%を占めた。
日銀は、マイナス金利で企業の設備投資が活発化するともくろむが、平成28年度の設備投資を前年度から「横ばい」と予想する企業が53%と、マイナス金利の影響を見極めている実態が浮かび上がる。