ロシア・ハバロフスク郊外の温室で栽培された野菜=2月(共同)【拡大】
事業の第1段階では年に1000トンの野菜を生産する。3月に出荷を始めたキュウリはスーパーなどで売り切れが続く人気で、温室は現在の2.5ヘクタールから規模を拡大する計画だ。
温室活用の動きは各地で広がる。ウラジオストク近郊ではロシア国営企業がJFEエンジニアリングの技術を用いた温室建設の検討を開始。サハリンでは北海道銀行と越浦パイプ(札幌市)が日本製ビニールハウスの売り込みを進める。
越浦パイプは昨年、ビニールハウス2棟を現地に無償提供した。「北海道もマイナス30度まで下がる。優れた耐久性と通気性を知ってほしい」と越浦政俊社長。ハウスを設置した農業法人のアンドレイ・コンスタンチノフ社長は「軽くて頑丈。気候の変化に合わせて短時間でビニールを上げ下ろしできる操作性も素晴らしい」と普及拡大に期待を示した。(ハバロフスク、ユジノサハリンスク 共同)