厳冬下の「自国産野菜」期待 露極東、日本の温室栽培技術に注目 (2/2ページ)

2016.5.3 05:00

ロシア・ハバロフスク郊外の温室で栽培された野菜=2月(共同)

ロシア・ハバロフスク郊外の温室で栽培された野菜=2月(共同)【拡大】

 事業の第1段階では年に1000トンの野菜を生産する。3月に出荷を始めたキュウリはスーパーなどで売り切れが続く人気で、温室は現在の2.5ヘクタールから規模を拡大する計画だ。

 温室活用の動きは各地で広がる。ウラジオストク近郊ではロシア国営企業がJFEエンジニアリングの技術を用いた温室建設の検討を開始。サハリンでは北海道銀行と越浦パイプ(札幌市)が日本製ビニールハウスの売り込みを進める。

 越浦パイプは昨年、ビニールハウス2棟を現地に無償提供した。「北海道もマイナス30度まで下がる。優れた耐久性と通気性を知ってほしい」と越浦政俊社長。ハウスを設置した農業法人のアンドレイ・コンスタンチノフ社長は「軽くて頑丈。気候の変化に合わせて短時間でビニールを上げ下ろしできる操作性も素晴らしい」と普及拡大に期待を示した。(ハバロフスク、ユジノサハリンスク 共同)

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