8日、アテネで起きた抗議に対応する警察官(ゲッティ=共同)【拡大】
ギリシャ議会(定数300)は8日夜、欧州連合(EU)側から金融支援を受けるための財政再建に必要な税制・年金制度改革法案を可決した。現地のメディアによると、153人が賛成した。ギリシャ政府は、9日に開かれる臨時のユーロ圏財務相会合で改革を着実に推進する方針を訴え、支援実行を求める考えだ。
緊縮財政に対する国民の不満は募っており、法案採決を前に国内各地で抗議デモが行われた。アテネ中心部の議会前の広場ではデモ参加者の一部が火炎瓶を投げるなど暴徒化し一時騒然となったが、治安当局が催涙ガスを使い鎮静化した。
ギリシャへの金融支援をめぐっては、再建策の審査が長引き、追加融資実行の見通しが立っていない。財政危機の再燃も懸念されている。(共同)