【新興国に翔ける】帰国子女を生かしてない日本企業 (2/2ページ)

2016.5.24 05:00

 アメリカにも差別は根強くあるが、多様性を受け入れているからこそ、多民族国家が成立している。欧州諸国は陸続きで、すぐ隣にフランス、オランダ、スペイン、イタリアがあるという環境の中で、当然のようにお互いを受け入れている。

 日本は今、グローバル競争の真っただ中にあり、かつての栄光は薄れつつある。日本がグローバルなステージで、次の進化を成し遂げるためには、多様性を受け入れられる国に生まれ変わる必要があるのではないだろうか。

 言語などといったテクニック以前に、土壌そのものを変えていかなければ、日本は変わることができない。

 帰国子女は日本のグローバル化を牽引(けんいん)することができる貴重な人材であり、彼らを生かすことは非常に大きなチャンスになると私は考えている。彼らを日本人化してしまう、もしくは彼らを失望させて海外の企業に就職させてしまうことは、日本にとって大きな損失だと言っても過言ではない。

 協調性を大切にすることも重要だが、それだけではなく、自分とは異なる人を受け入れられる多様性のある日本になれば、グローバル化はもっと進むし、日本の企業への就職に興味を持つ外国人も増えるのではなかろうか。(隔週掲載)

                   ◇

【プロフィル】森辺一樹

 もりべ・かずき 海外販路構築のスペシャリスト。10年以上にわたり1000社以上の海外展開の支援実績を持つ。アジア新興国市場の販路構築が専門。海外市場開拓コンサルタントの第一人者として活躍中。“アジアで売る”ためのノウハウをネットラジオで無料配信中! www.spyderagent.com/podcast

 >>森辺氏のツイッターは @kazukimoribe

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。