【2016参院選 経済政策を問う!】社民党・吉川元政審会長 (1/3ページ)

2016.5.31 05:00

社民党大会で気勢を上げる吉田忠智党首(中央)。左隣は村山富市元首相=2月21日、東京都千代田区

社民党大会で気勢を上げる吉田忠智党首(中央)。左隣は村山富市元首相=2月21日、東京都千代田区【拡大】

 ■金融政策ではデフレ脱却できず

 3年前の参院選前も本紙で、安倍晋三政権が進める「三本の矢がデフレ脱却の正しい処方箋なのかといえば、結論としてノー」だと指摘させていただいた。3年を経た現在、アベノミクスは間違いなく失敗であり、デフレ脱却には政策転換が不可欠だと断言したい。2回にわたる連載なので、今回はアベノミクスの誤り、次回は社民党が考える経済政策について述べさせていただきたい。

 安倍首相は、いまでもアベノミクスの成果に言及するが、それは主として円安・株高に支えられたものだった。しかし、その「恩恵」は大手輸出企業や高額所得者に限られ、逆に3%の消費税率引き上げが実質賃金の低下を誘引した。このような状況では、各種世論調査で「アベノミクスを評価しない」という回答が過半数を上回るのも当然である。さらに、頼みの綱の円安・株高にも、陰りが見え始め、日本経済が米国、中国、あるいは欧州といった他国の経済動向に大きく左右されるという脆弱(ぜいじゃく)性も露呈した。

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