内閣府が8日発表した平成28年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0・5%増、このペースが1年間続くと仮定した年率換算で1・9%増となり、5月に発表された速報値の前期比0・4%増、年率1・7%増から、小幅に上方修正された。最新の統計を反映し、企業の設備投資が引き上げられたことが主な要因で、プラス成長は2四半期ぶり。
需要項目のうち、設備投資が速報値の1・4%減から0・7%減へ大きく上方修正された。新たに織り込まれた1~3月期の法人企業統計で不動産や運輸業が弱い一方、自動車などの輸送機械や薬、化粧品といった化学が堅調だったことが下落幅縮小につながった。
個人消費は0・5%増から0・6%増へ上方修正。携帯電話の情報処理装置やガソリン、自動車、飲食サービスが好調で、上振れに寄与した。
ただ、うるう年で2月が例年より1日多かった効果などもあったとみられる。内閣府は個人消費について「前期の落ち込みを取り戻すほどではない」として、力強さに欠けるとの見方を改めて示した。
公共投資は0・7%減(速報値0・3%増)、住宅投資は0・7%減(同0・8%減)だった。