パナマ運河、拡張工事終了 26日開通式 世界海運変える大型船対応 (2/2ページ)

2016.6.23 05:00

 運河庁は、石油やガスなどのコンテナ貨物輸送におけるスエズ運河などとの競争力強化とともに、大型クルーズ船など新たな市場開拓も見込む。運河庁のキハノ長官は「パナマにとって、この100年で最も重要なインフラ工事だった」と話す。

 運河庁によると、26日の開通式では抽選で選ばれた中国の大手海運会社運航のコンテナ船が最初に通過する。27日には実質的な商用船第1号として、日本郵船が運航する液化石油ガス(LPG)タンカーが通る予定だ。

 日本船主協会(東京)によると、これまで通過できなかった大型船による、北米の東海岸やメキシコ湾から日本への効率的なLNG輸送が可能になる。スエズ運河やマゼラン海峡を経由していた従来のルートと比較して航行日数が20日ほど短縮され、コストを削減できるほか「エネルギーの安定的な調達先の多様化にも資する」という。(ロサンゼルス 共同)

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【用語解説】パナマ運河

 中米パナマ地峡を横断し、太平洋と大西洋を結ぶ運河。全長約80キロ。船舶は海から運河に入り3段式の水門を利用して運河中央部にあるガトゥン湖の高さ(海抜26メートル)まで引き上げられ、別の3段式の水門で海面の高さまで引き下ろされて通過する。2015会計年度の発着国別の通過貨物量で日本は米国、中国、チリに次いで4位。

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