日銀が4日発表した6月時点の企業の物価見通しは、1年後の平均値が0.7%上昇と前回3月調査から0.1ポイント低下し、4四半期連続で過去最低の水準となった。年明けからの円高進行や個人消費の鈍さが原因で、日銀は今年度の生鮮食品を除く消費者物価指数の上昇率見通しを下方修正する検討に入る。
前年比の物価上昇率2%の目標を掲げる日銀は、企業の物価予想を、3カ月ごとの全国企業短期経済観測調査(短観)と合わせて調べている。
これによると3年後の平均値は1.1%と横ばい、5年後は1.1%と前回比0.1ポイント減。また、企業の自社の販売価格の見通しは1年後が0.2%上昇(前回は0.3%上昇)、3年後が0.8%上昇(1.0%上昇)、5年後が1.1%上昇(1.3%上昇)で、いずれも前回を下回った。