さらに、日銀が今月の金融政策決定会合でマイナス金利を拡大するとの見方が市場で出ていることも後押ししているもようだ。
10年債を入札する金融機関にとっては、マイナス利回りの国債を満期まで持ち続けた場合、払い戻される元本と国から受け取る利息を合わせても損失が生じることになる。ただ、途中で、より低い利回りで売れば利益が出るほか、国債を大量に買い入れている日銀への転売も想定できる。
一方、国としては国債を発行しても“利益”が出る状態だ。
政府は今秋、経済対策を柱とする2016年度第2次補正予算案を編成する方針。規模については当初は5兆~10兆円の見込みだったが、与党などで上積みを求める声が出ており、国債発行で賄う可能性がある。