香港の裁判所は6日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有権を主張して尖閣に向けて出航し、香港当局に阻止された抗議船の所有者と船長に対し、許可を得ずに香港水域を出ようとしたなどとして有罪判決を言い渡した。地元メディアが報じた。
判決を受けたのは香港の団体「保釣行動委員会」の代表で抗議船所有者の羅堪就被告と船長の石桃勝被告。羅被告は禁錮1月半、石被告は禁錮1月でともに執行猶予2年とされ、羅被告は直ちに控訴する方針を表明した。
両被告は2014年10月、船の安全上の問題で当局から香港水域を出ることを禁じられていたが出航し、当局の停船命令にも従わなかった。(共同)