
量的金融緩和策の解除を決定した2006年3月9日の金融政策決定会合後、記者会見する日銀の福井俊彦総裁(当時)=日銀本店【拡大】
日銀はその後、政府の意向を無視して06年7月にゼロ金利を解除、さらに07年2月にも利上げに踏み切り、結果的に08年のリーマン・ショックを経てデフレに逆戻りした。
安倍晋三首相は当時の緩和解除と利上げを批判。より大胆な現在の金融緩和につながったが、年明けからの円高や英国の欧州連合(EU)離脱問題で再びデフレ懸念が強まる。
米財務当局は大統領選を控えて通貨安競争を強く牽制(けんせい)している。日銀は28、29日の会合で円安を招く追加緩和に踏み切れるのか、10年前と同様に難しい判断を迫られている。