
日銀本店で会見する黒田東彦総裁。追加金融緩和について政府の経済対策との相乗効果を強調した=29日、東京都中央区【拡大】
金融市場で不安が高まっていることから、ドル資金供給枠を120億ドルから240億ドル(約2兆5000億円)に倍増することを全員一致で決めた。
民間銀行が日銀に預ける資金の一部に手数料を課すマイナス金利の幅と、国債購入による市場への資金供給量は変更しなかった。これらの拡大余地が限られるのかとの質問に対し、黒田総裁は「限界があるとは思っていない」と否定した。
この日発表された6月の消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比0.5%下落と4カ月連続の前年割れだった。
会合後に「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表し、2016年度の物価見通しを引き下げた。国内景気の現状判断は「基調としては緩やかな回復を続けている」と据え置いた。